～　発酵の奇跡を分かちあう　～

手作業の小さな醤油蔵。

「昔は村々の集落の共同の桶で、醤油を作っていたんやで。」

そんな話を聞く機会が何度かありました。

大人も子どもも「櫂(かい)入れ」という、醤油づくりに欠かせない、大事な、かき混ぜる作業をして、みんなで醤油をつくりあげて、人々で分けたそうです。

日本の食生活に欠かせない醤油の伝統的な木桶づくり製法。

木桶づくりのよさは、何世代にもわたって生き継がれている蔵の中や木桶の中に暮らしている酵母などの微生物たちが醸してくれる。

自然の流れに委ねた醸造は、私たちの五感を豊かに、この地球の恵みを分かち合っているということを気づかせてくれます。

発酵のミラクルを、みなさんと分かち合う。

そんな日々がつながっていきます。